2015年5月12日火曜日

MT4インジケーター: MACDそっくり、Percentage Price Oscillator

テクニカルに詳しい方でもPercentage Price Oscillator (PPO)を知っている方は少ないんじゃないでしょうか?

MACDと似ているが・・

下図のチャートを見て、MACDと見た目が似ているな、と気づいた方、ご名答です。

PPOは、週足や月足などの長い時間足でなければ、ほぼMACDと同じ動きをします。使い方もMACDと同じです。シグナルラインとのゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売りです。

違うところは、通貨ペアを変えても、とりうる値の範囲が変わらないことです。

計算式は単純で、MACDの値を移動平均で割ってパーセンテージを求めているだけです。
PPO= ( EMA12 - EMA26 ) / EMA26 x 100
= MACD / EMA26 x 100
MACDは2本の移動平均の値の差ですから、同じ時間足でもドル円とユーロドルではとる値の範囲が全然違います。一方、PPOはパーセンテージを表しているので、どの通貨ペアでもおおよそ同じ範囲の値をとるようになっています。

この性質は、自動売買プログラムを作る人や、明確なルールに沿って裁量トレードをしたい人にとってはうれしい性質です。

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5 件のコメント:

  1. はじめまして、このサイトのおかげで大変勉強になっています。
    ひとつ教えていただきたいことがあります。
    PPOは、「どのチャートでも0.7を超えれば」とありますが、説明にあるように±1.5というような数値に右側のパラメータがなりません。
    MACDと同じく、時間足によって数値は大きく変わります。
    この「±1.5」や「0.7」という数値はどこを指しての事なのでしょうか。
    アドバイスくださいませ。

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    1. ご指摘ありがとうございます。
      私が勘違いしておりました。PPOでは時間足ごとにとりうる範囲が異なります。記事を修正いたしました。

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  2. 返信ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

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  3. はじめまして、多くのインジをありがとうございます。
    MACDを重ねた際に、少しですがズレが発生するのは計算式の違いからでしょうか?
    もしも、さらなる改造をお願いできるのでしたら、MAのクロスでアラートが鳴るようにはできないでしょうか?

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    1. 計算式が違うためMACDとは少し変化が異なります。アラートのご要望は開発の参考にさせていただきます。

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