2015年10月31日土曜日

MT4インジケーター: 複数通貨の監視に最適、Technical Ranking

チャンスを増やすために、複数の通貨ペアをトレードしている人は多いと思います。

しかし通貨ペアは何種類もある上、それぞれに複数の時間足チャートがあります。これら全てを監視して、チャンスが訪れた通貨ペアを見つけ出すことは容易ではありません。

こんなとき、Technical Rankingが大活躍します。

各通貨ペア、時間軸のテクニカル情報を一画面に集約


Technical Rankingは、登録した通貨ペアのテクニカル情報を時間軸ごとにまとめて、一画面に集約して表示します。

使用できるテクニカル指標は40種類以上!自由に組み合わせて表示させることができます。上昇/下落で色分けされるので、方向性が一目で分かります。

項目ごとにソートしたり、特定の通貨ペアをハイライトしたりできるので、トレードに最適な通貨ペアを簡単に見つけることができます。

表示する通貨ペア、時間軸は自由に変更することができます。その他にも柔軟性の高いパラメーター設定を行うことができるようになっています。

Technical Rankingを使って最も有利な通貨ペアを選び、そこに磨き上げたトレンドライン分析や波動分析を加えれば鬼に金棒。高勝率なトレードが期待できます。

使えるテクニカル指標は40種類以上!


40種類以上のテクニカル指標を自由に組み合わせることができます。それぞれのテクニカル指標はGUIを使って、簡単にパラメーター設定を行うことができます。

上昇を示している場合と、下落を示している場合で色分けがされるので、どちらが優勢かを視覚的に判断できるようになっています。

テクニカル指標の値をそのまま表示することも、異なる通貨ペア・時間軸で比較可能なようにデータを加工して表示することもできます。

Example


例えば上図の表には、次のような情報が表示されています。
Symbol通貨ペア名(青色は現在の足が陽線)
ローソク足ローソク足の反転パターンのスコア(±3点満点、陽のカラカサ)
BBシグマボリンジャーバンドのσ値(-1.4σのレベル)
バンドウォークバンドウォークしている足の本数(7本連続で-1σ以下)
GMMAGMMAのパーフェクトオーダーのスコア(±3点満点、下向きPO状態)
一目一目均衡表のスコア(±7点満点、強い下落トレンド)
平均足同色の平均足が続いている本数(7本連続で陰線)
パラボリック同側のパラボリックSARの本数(14本連続で下落トレンド)
RSIRSIの値(34レベル)

テクニカル指標の一覧や詳細は「テクニカル指標リファレンス」ページをご覧ください。

Technical Toolboxにて本ソフトで利用可能なテクニカル指標を試用できます。

情報を見やすく整理する工夫がいっぱい

表示される情報は多いため、ただ単に一画面に集めただけでは宝の持ち腐れです。 Technical Rankingは、たくさんの情報を効率よく分析するための機能をいくつも備えています。

項目ごとにソート

右側のボタンを押すことで、項目(テクニカル)ごとにソートすることができます。

通貨ペアをハイライト表示

右側には通貨ペアの名前が書かれたボタンもあり、これを押して特定の通貨ペアをハイライト表示することができます。


さらに、ハイライトした状態でソートボタンを押していけば、ある通貨ペアがバンドウォークにおいて何位なのか、一目均衡表のスコアにおいて何位なのか、ということを次々に調べることができます。

見やすい記号表示

色だけ見て素早くトレンド判断をしたい方のために、記号表示モードも用意されています。

もちろんこの状態でもソートやハイライトが可能です。

レイアウト自在

モニタリングする通貨ペアの数に応じて、テーブルのレイアウトを1段組みから3段組みまで変更することができます。

少数の通貨ペア・時間軸の表をコンパクトな1段組みのレイアウトで表示することも、


多数の通貨ペア・時間軸の表を圧巻の3段組みレイアウトで表示することもできます!

上位のみ / 下位のみを抽出

ソートした時の順位が上位もしくは下位の通貨ペアN個だけを抽出して表示させることができます。

たくさんの通貨ペアを監視しつつ、表の大きさはコンパクトに収めることができる便利な機能です。

並び順の固定

相場は刻一刻と変わるため、ソートした後も順位が変わることがあります。 見ている最中に順位が入れ替わってしまうと分析しづらいため、Fixボタンで順位を固定できるようになっています。

Fixボタンを押したままでもソートは可能なので、通常はFixボタンを押した状態で使用します。

有利な局面にある通貨ペアを見つけよう

有利な局面にある相場を見つけるときのコツは、トレードする時間軸より上位の時間軸に注目することです。追い風を背に戦うのです。

相場はいつも参加者に厳しいわけではありません。時には、1段階上も2段階上も有利な状況になっているボーナスステージが出現することがあります。

強力な後押しがある場面では、多少エントリーしたポイントやタイミングが悪くても、トレンドがあなたを勝利へ導いてくれます。有利な局面では着実に利益を上げつつ、それ以外の局面を静観することがトータルプラスへの王道なのです。

後になってから「あー、ここ取れたのに~」ということ、結構あるんじゃありませんか?Technical Rankingで効率的にモニタリングして、見逃さないようにしましょう。

姉妹ソフト:  通貨ランキング、Currency Ranking

通貨の強弱を元に自分に合った相場を見つけられる便利なソフト。
こちらも併用すれば、為替相場のモニタリングは完璧です!

使い方

インジケーターをセットする通貨ペアや時間足は、どれでも構いません。USDJPYのM1でも、EURJPYのW1でも動作します。ただし、他のインジケーターをセットしていないチャート上にセットしてください。

歯車ボタンを押すとテクニカル設定画面が出てきます。設定内容は再起動(もしくは時間足の切り替え)を行うと反映されます。テクニカル指標のパラメーター設定については「テクニカル指標リファレンス」ページをご覧ください。

注意点

多数の通貨ペアやテクニカル指標を表示している場合や、計算量が多くなるパラメーター設定がされている場合には、インジケーターの動作が重くなることがあります。

しばらくチャートに表示していない通貨ペアの情報は、取得できない場合があります。その通貨ペアのチャートを表示して、M1からMN1まで時間軸を切り替えて下さい。その後、インジケーターを再起動すると表示されます。

パラメーター

ランキング表に表示する通貨ペアのシンボルを、CurrencyPairListにカンマ区切りで入力します。数に制限はありませんが、最大文字数は255文字です。

同様に、テーブルとして表示する時間軸のリストをTimeframeListにカンマ区切りで指定します。

テクニカルのパラメーター設定ファイルは、「ファイル->データフォルダを開く->MQL->Files」の中に作成されます。

UIのモードにはSimple, Normal, Detailedの3種類があり、後のものほど設定できるパラメータの種類が増えます。言語は英語と日本語から選択できます。

ソート順位の上位N件のみを抽出する場合は、RankをNに設定して下さい。下位N件を抽出する場合は-Nに設定してください。0に設定すると全て表示します。

EnableHighlightをfalseにすると、ハイライトボタンを表示しなくなります。画面サイズを抑えつつ、多数の通貨ペアを監視したい場合に便利です。

ReduceCalculationをtrueにすると、長い時間軸のデータの更新頻度を落として計算量を減らします。非力なPCで多数の通貨ペアやテクニカル指標を用いる場合に有効です。

パラメーター名デフォルト値説明
CurrencyPairListUSDJPY, ...ランキング表の通貨ペアのリスト
(カンマ区切り)
TimeframeListM15, H1, ...時間軸のリスト
(カンマ区切り)
TechConfFile
テクニカルのパラメーター設定ファイル
ModeSimpleテクニカル設定画面のモード
LanguageEnglishテクニカル設定画面の言語
ArrowTypeRhombusArrowモードでの記号タイプ
FontSize10ランキング表の文字サイズ
TableLayout2ランキング表の段組み(1~3まで)
ButtonLayout0ボタンの段組み(0~2まで、0は自動)
Rank0抽出する件数
EnableHighlighttrueハイライトを有効にするかどうか
ReduceCalculationtrue計算量を減らすかどうか
~Colorランキング表やボタンの色
ダウンロード
複数通貨の監視に最適、Technical Ranking
最新バージョン: Ver 1.20 (2016.10.29)

GogoJungleからダウンロード

11 件のコメント:

  1. はじめまして。
    Technical Rankingを購入しましたが、正しいインストールの仕方がわからないのでご指導ください。
    現在、Technical Ranking_xxxxxxxx.ex4 はファイル->データフォルダを開く->MQL->Indicators に、

    Technical Ranking.uid、Technical Ranking Sample1.cnf、Technical Ranking Sample2.cnfは、ファイル->データフォルダを開く->MQL->Filesの中にいれています。

    同梱のReadmeのなかの、「Technical Ranking Sample1&2.cnfは表設定のサンプルです。同フォルダの中に入れてTechConfFileで指定すると読み込むことができます。」の「TechConfFileで指定する」の意味がわかりません。

    それからGUIを使って簡単にパラメーターを設定とありますが、その設定の方法も教えてください。

    初歩的な質問で申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。

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    1. ご購入いただき、ありがとうございます。
      ファイルの配置はご記載頂いた通りで合っております。その状態でインジケーターを起動すると空のテーブルが表示されます。右側の歯車マークを押すとパラメーター設定の画面が出てきて、テクニカルを選択・設定することができます。
      サンプルファイルはパラメーターTechConfFileを"Technical Ranking Sample1.cnf"などに書き換えると読み込むことができます。

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    2. お返事ありがとうございます。
      お蔭さまで無事設定できました!色々工夫して使ってみようと思います。
      こちらのサイトでたくさんのことを勉強させていただいています。
      大変役に立つのでとても感謝しています。ありがとうございます。

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    3. 無事設定できましたようで良かったです。
      Technical Rrankingがトレードのお役に立つことを願っております。

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    4. Technical Rranking購入しました。テクニカル設定の項目の(null)が削除できません。お願いします。

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    5. ご利用いただき、ありがとうございます。
      設定画面の左側に(null)という名前のテクニカルが追加されて、それが削除できないということでしょうか?その場合は、インジケーターを終了させたのち、ファイル->データフォルダを開く->FilesにあるTechnical Ranking.cnfというファイルを削除してください(設定がリセットされます)。
      もし改善しない場合は、お手数ですが、Readmeファイルに記載の方法にてスクリーンショットをご投稿ください。その状態が発生した際の操作手順も合わせてお教え下さい。

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  2. 返信ありがとうございます。問題、無事解決しました。
    色々と表示しても動作も軽快で満足です。重宝させていただきます。
    宝の持ち腐れにならないように色々と試してやってみます。機会があれば、有効な活用方法を紹介いただけると幸いです。

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  3. 購入を検討している者ですが、1つ質問させてください。

    複数通貨、複数時間足でMACDとシグナルの位置関係(=どちらが上か)を一覧で見たいと思っているのですが、そのような使い方は可能でしょうか?

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    1. ご質問ありがとうございます。
      類似の設定は可能ですが、本インジケーターではMACDのシグナルラインを単純移動平均で計算するため、本来のMACDと若干結果が異なります。

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    2. 回答ありがとうございます。
      MACDのシグナルラインはMACD(=短期EMA-長期EMA)の単純移動平均だと理解していましたが、「本来のMACD」はそうではないということでしょうか?
      あるいは、MACDの値自体をEMAではなく単純移動平均(SMAで)算出して、それに基づいてシグナルラインを計算しているということでしょうか?

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    3. MACDの実装にもバリエーションがあり、シグナルラインをMACDラインの単純移動平均として計算している場合もありますが、指数移動平均である場合が多いかと思います。

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