バイナリーウェーブで組み合わせるテクニカル指標の種類や数には、いろいろなバリエーションがあります。こちらで紹介するのは、MACD、ストキャスティクス、モメンタム(ROC)、移動平均の4種類を組み合わせたものです。
要は多数決
Binary(2択の意味)の名前が示すとおり、4種類のテクニカル指標で上か下かの多数決を取ります。上昇を予測する指標は+1を、下落を予測する指標は-1を投票します。このため、4種バイナリーウェーブは+4~-4の間の値をとります。使い方は簡単です。マイナスからプラスに転じたら買いシグナル、プラスからマイナスに転じたら売りシグナルととらえます。
4人で多数決をとるわけですから、一人が反対サイドに回るだけで形勢がすぐに変化します。バイナリーウェーブは、相場の方向性に敏感に反応するテクニカル指標であると言えます。
そのままだとカクカクしていて、ゼロラインとのクロスが頻繁に発生してしまうため、移動平均で平滑化して使う人もいます。ただし、平滑化すると敏感さは低下します。WaveMA_Periodパラメータで移動平均の期間を設定できます。
下図のチャートでは平滑化したもの/していないもの両方を表示しています。平滑化したものは、ゼロライン近傍のジグザグが減って、見やすくなっていますね。
計算方法
- MACD > シグナル
- ストキャスティクス%SD > 50
- モメンタム > 100
- 移動平均 < 価格
パラメーター
WaveMA_Periodを2以上に設定すると平滑化することができます。~Weightを変更することで、成立/不成立によるスコアを変更することができます。
パラメーター名 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|
WaveMA_Period | 1 | 平滑化の期間 |
WaveMA_Method | SMA | 平滑化の計算方法 |
MACD_Weight | 1.0 | MACDの重み |
STO_Weight | 1.0 | ストキャスティクスの重み |
MOM_Weight | 1.0 | モメンタムの重み |
MA_Weight | 1.0 | 移動平均の重み |
MACD_FastPeriod | 12 | MACDの期間 |
MACD_SlowPeriod | 26 | MACDの期間 |
MACD_SignalPeriod | 9 | MACDの期間 |
MACD_Method | EMA | MACDの計算方法 |
MACD_Price | Close | MACDの適用価格 |
STO_KPeriod | 14 | ストキャスティクスのK期間 |
STO_DPeriod | 3 | ストキャスティクスのD期間 |
STO_SlowingPeriod | 3 | ストキャスティクスのスローイング期間 |
STO_PriceField | Low/High | ストキャスティクスの適用価格 |
MOM_Period | 14 | モメンタムの期間 |
MOM_Price | Close | モメンタムの適用価格 |
MA_Method | EMA | 移動平均の計算方法 |
MA_Price | Close | 移動平均の適用価格 |
良い物です
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